准看護師も立派な医療人

北海道は、人口の割合からみて全国的に医療施設が多く看護師の数も多いそうです。

看護の仕事をしている全ての看護師が安定した収入を貰っているとは限らず、中には准看護師として働いているため、収入面で不満に感じる方がいても不思議ではありません。その方は、「自分が進んで准看護師になったんだから今更文句を言ってもしょうがないとは分かっているけれど、どうしても愚痴の一つでもこぼしてしまうものなのよね」と思ったり、収入が少ないことをついつい友人に当たり散らしてしまうのは致し方ないことです。

ともあれ、准看護師として働いている中で、「いつか私も正看護師になって、収入のことで悩まずに済むように頑張らないといけないわ。そのために仕事が終わって帰宅したあとに、正看護師になるための勉強を欠かさずにしていくわ」といった、正看護師に対して心底憧れを抱いているというくらいの意気込みを携えるようになるのではないかと思うのです。
 
正看護師として働いている方の中には、常に准看護師と組んで患者に看護をしているのではないでしょうか。正看護師である自分のほうが、当然、質の高い看護ができるという常識を自分の頭の中にインプットしていることから、准看護師の拙い看護の仕方を見たときに、「やっぱり准看護師はその程度の看護しかできないのね。まあ、正看護師と准看護師と比較したときに、私は質の高い看護ができるように教育されてきたから仕方ないっちゃ仕方ないんだけどね」と思うことが考えられるのです。それでも自分なりに最高の看護をしていこうとする准看護師を見下すような振る舞いをしていくべきではないのです。